自分、不器用ですから。
不器用です。
どれくらい不器用かというと、ヘアカタログなどで見る
「ぶきっちょさんにもできる!簡単ヘアアレンジ」
手順1)下準備として全体を軽くコテで巻きます
上記投稿に対し「コテで巻け」たら、ぶきっちょさんとは言わないのでは?と疑問に思うくらい不器用です。
指先の細かい作業が苦手で、洋服にボタンを付ければ後ろ身頃まで縫い留め、編み込みどころか三つ編みもうまく出来ず、プラモデルなどの造形はパーツ切り離しの段階で7割方が破損します。
不器用なのか粗雑なのかその両方なのか、悩ましいところではありますが、出来うるならば指先作業からは距離を置いて生きていきたい。
そんな不器用者が継続してやっていること。
それが「ジェルネイル」です。
ジェルネイルとの出会い
私には持病があり、国指定難病のその病とはかれこれ10年の付き合いになります。
この病気は完治がなく、寛解をいかに保つかが重要なのですが、そのためには服薬が必須。
処方された薬には副作用で「爪が薄くなる」とありました。
薄く弱くなった爪は簡単に折れ、割れ、捲れ…爪先に気を遣う生活は不便で苛立たしいものでした。
どんなに気をつけていても簡単に欠ける。横に割れるならまだしも縦に割れ、いろいろなところに引っかかる。
家事をするのが怖くなり、入浴も億劫で苦行でした。
何か対処方法はないかと調べた結果、見つけたのがジェルネイルです。
弱い爪を樹脂で固めて補強しよう!ということですね。
自分なりの試行錯誤
「爪が薄いと硬化熱が酷い」という注意喚起があったので、極力負担の少ない施術を考え、たどり着いたのが以下の選択です。
・剥がしてジェル除去できるピールオフベース ・自爪を削らないで塗れるノンサンディングタイプのジェル ・日本製のもの ・ジェルアレルギー対策されているものが望ましい ・塗りやすいマニキュアタイプ(不器用対策)



割れて薄いペラペラの爪にいきなりジェルを塗るのは怖かったので、リペアキットも併せ使いしました。

オールインワンのカラージェルを購入したので、すぐにカラーを塗っても良いのですが、ジェルオフにアセトンを使いたくないため
①ピールオフベース
②カラージェル(厚みを出すため2度塗り)
③強度アップと持ちをよくするためにトップジェル
上記のような手順で処理します。
ジェルネイルは厚みがあると硬化熱が増加し、爪への負担や火傷のリスクが高くなるとのことで、その点も注意したところです。
1度の塗布量は極力少なくし、厚みを増すために塗布回数を多くして対策しました。
そのためか、心配していた硬化熱はほとんど感じませんでした。
もちろんプロに頼むのとは雲泥の差の仕上がりですが、爪の強度は格段に上がり、生活していく上でのストレスがぐっと減ったのは確かです。
生まれつきや加齢、薬の副作用。
理由は様々だと思いますが、自爪が薄く弱く、生活にストレスを抱えている方にお勧めしたい。
ジェルネイル、良いです!
学校や職場の服務規程などでネイルが難しい場合は、リペアキットで割れた箇所を補強するだけでも少し楽になります。
爪先に気を遣って疲れてしまっている、どこかにいるかもしれない誰かに、爪を気にしない生活の気楽さを伝えられたら幸いです。